ペースメーカーの治療

ペースメーカーの役割

健康な人の心臓は、1分間に約60〜80回 (1日に約10万回)拍動を繰り返し、全身に血液を送り出しています。ところがその心臓のリズムが正常な値よりゆっくりになると、めまいなどが起き、日常生活に支障をきたしてしまいます。
ペースメーカーは、そのような患者様の胸部に植え込みすることにより、電気的な刺激を心臓に与え、健康な人と同じ拍動数に保つことができます。

ペースメーカー治療

現在のペースメーカーは、信頼性が非常に高い医療機器です。ペースメーカーにより、徐脈性不整脈の方も健康な方と同じ生活を送ることができます。
治療法は、局所麻酔下で行われる手術(ペースメーカー植え込み術)で、手術時間はおよそ2時間です。

利き腕と異なる肩の骨(鎖骨)の下を消毒・局所麻酔し、横6センチ・縦4センチ程の皮下ポケットを皮下脂肪と胸の筋肉の隙間に作ります。鎖骨の下を走る太い静脈血管に心臓への電気刺激を伝える細長い電線(リード)を挿入し、X線で確認しながらリード先端を心臓の中の適切な位置へ挿入し、心臓内面へ接触させ、特殊機器により接触状態と感度を確認します。

頑丈なチタン製ケースに密閉されたペースメーカー本体(電池一体型)とリードを接続し、ペースメーカー本体を皮下ポケットにしまい、皮膚を縫合します。

手術後は、半年毎に診察を受けて頂き、ペースメーカーの電池残量の確認や作動状況の確認が必要です。
また、数年毎に電池交換の手術が必要になります。

  • ※注意点
  • ● 携帯電話は、ペースメーカーから22cm以上離してお使い下さい。
  • ● MRI検査が受けられなくなります。
  • ● IH式電磁調理器に近づきすぎるとペースメーカーが誤作動する可能性があります。
        IH式電磁調理器にペースメーカーを近づけすぎないようにして下さい。